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2010.08.14.ショパンマラソン

昨日13日はストックホルムのノーベル賞授賞式の開催されるコンサートヒューセットというコンサート会場でショパンマラソンという、スウェーデンのピアニストによるショパンのピアノ曲のマラソンが午後3時から14日の朝3時まで行われました。
イヴの日本人学校での親友が、大きくなってからふとピアノを弾き始めて、今では久石譲の曲だけでなくクラシックのピアノにもとても興味を持ち始め、彼が3時からききに行っていると言うので、私も彼のお母さんと夜になってから出かけました。
イヴはというと謙などもききに行っていたグロナルンドという後楽園のようなところでロックコンサートに友達といっておりましたが、帰りにここのショパンマラソンに来るようにと、待ち合わせていたのでした。

何の行列かというほど演奏会場の外まで長蛇の列でした。さすがに無料のコンサートだとこんなにも人が集まるのか、とびっくりしました。

私たちは10時ごろ入りました。
次の曲のころ、イヴが到着しました。
イヴはコンサートの中で一番良い曲を聴いた感じでした。バラードop.23を聴いていると、今は亡き私の恩師、田中園子先生を思い出し、涙が出そうになりました。
その次はエチュードのop.25の全曲でした。1曲弾くのも腕が疲れるのに、12曲、休みなしに弾きこなすなんて、とびっくりしました。音大時代の苦しかったレッスンを思い出しました。「フレーズを何できれないの?自分でわかるように何とか注意書きを書き入れなさい!」なんて、ちょうど私の先生がアメリカに行っている間代講だった厳しい先生に、怒鳴られたところ、こうしてきいていると確かにその部分ではフレーズをきらないとおかしいのに、なぜかその部分で切ることができなかった私。。。あれは何だったのだろう。。。と思いました。

そのほかワルツなどいくつか聴きました。中にはとても速いテンポで淡々と弾いているピアニストも居て、ちょっと淡々としすぎているな、と思いましたが、前に座っている女性は頭でテンポを取って、嬉しそうに聞いていたので、意外でした。

そうこうしているうちに、ニッキィが一緒にスケートの合宿に行っているダンネのお母さんからダンネが41度7部の高熱でサントヨーラン病院に来ているとSMSが入りました。
実はこの夜、ニッキィとダンネとミッケはリンショーピングという街から戻ってきて、1週間一緒に射たのも足りずに、ミッケとダンネの家に一拍するのだといってあちらの家にお世話になるはずだったのです。
私はびっくりしてコンサートもその後はマズルカやノクターンだったので、そんなに魅力もなかったのも手伝って、ニッキィを迎えに行くことにしました。

ダンネは太ももの内側に炎症があったのですが、それが原因か何か、いまだにわかっては居ないのですが、たぶんバクテリアの炎症を起こしているらしく、とりあえず、点滴と抗生物質で入院という事になってしまったのです。
朝は少し熱があって、具合が悪かったそうですが、その後、前日にいった病院でもらった薬を飲んだら、熱も引いて気分も良くなり、スケートの練習は控えたようでしたが、帰りの汽車の中でも原器だったようです。ところが迎えの車の中で急に震えだして高熱に襲われたと言うわけです。
CTスキャンやレントゲンや血液検査などをしているようですが、どのバクテリアかわかるまで時間がかかるそうで、今はとりあえず色々なバクテリアに効く抗生物質を投与している状態で、月曜日になったらはっきりしたことがわかり、そのバクテリアにきく抗生物質に変えることができると言うこと。。。

彼の従姉妹は22歳のとき、スウェーデンでハルスフルスといわれる喉の痛みのバクテリアで抗生物質を与えられ、良くなった感じがしたので、最後まで飲まずに薬を捨ててしまったところ、感知しなかったので、バクテリアが脳までいってしまい、倒れてしまったそうです。ところが病院では脳出血か何かかと思って別の方向で調べていたので、手遅れになり、生と死の間をさまよったとのこと。。。
たかが、喉の痛み、と思っていると大変なことになります。
現在29歳の彼女は法律を勉強を続けているそうですが、言語障害を残してしまったそうです。

ダンネは私たちにとっても自分の子供や兄弟と同じくらい大切な人なので、一日も早く元気になって欲しいのです。
by obreykov | 2010-08-15 05:00 | 音楽
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