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2004.06.11 スウェーデン式終業式

昨日はこの地域の高校の卒業式があって、私たちも友達の娘さんが卒業なのでお祝いに行きました。残念なことに雨模様で白いワンピースで着飾った女学生たちは寒そうでした。スウェーデンでは18歳になって高校を卒業する時が日本の成人の日のようで、男の子も女の子も大人の仲間入りをして奇麗に着飾って卒業を祝い、たいていは高校から白樺の枝やらスウェーデンの国旗色のリボンで飾ったトラックの荷台などに乗って街を巡ります。その後はそれぞれの家でお祝いのパーティーがあります。生まれた時から知っているジェニーちゃんが高校を卒業したというのはなんとも感激でした。ご両親の感激はもっと大きいのだろうと思います。

さて、今日は昨日とうって変わっての晴天で、我が家の子供たちの終業式でした。
日本の終業式のような厳かなものは全くなく、自分たちで作った花の冠をそれぞれがかぶって外で夏の歌を沢山歌いました。
放課後の余暇活動のとき希望者にギターやリコーダーを教えてくれていた音楽の先生が今年度は引っ越して別の街に行ってしまったので、今年の終業式にはギターやリコーダーなどの楽器は無くてちょっぴり淋しい感じでした。チェロやヴァイオリンを弾いている私の子供たちもギターなどと一緒に弾いたので、その影響でかこの学校にも沢山の小さいチェリストやヴァイオリニストが誕生しました。
全校生徒の歌が終わるとそれぞれのクラスにいって先生と一人一人が良い夏休みを、と抱き合ってお別れです。

さあ、うちには別の学校に行っている子供がいるので、ぐずぐずお母さんがたとおしゃべりをしている暇はありません。ニッキィを連れてすでにパパと謙が行っている教会へ向かいましたが、ちょうど高学年の終業式が終わった所で、外に出てきた謙や友達の写真を撮りました。
そうこうしているうちに今度は中学年の終業式です。イヴは学校の合唱団に入っており男の子たった二人でしたが、元気に歌っていました。
この終業式がこの学校の本当に最後の終業式なので、涙を浮かべている先生や生徒が沢山おりました。私も特にうちの子供たちがお世話になった先生方にさよならの挨拶をしていると本当に悲しくなってしまいました。特に音楽のクリスティアンや体操のラッセや美術のアンナカーリンはネディの代から子供たちも慕っていたので、イヴが習えないのは残念だと思いました。
最後に先生方が蛍の光のスウェーデン語版を歌ってくれました。スウェーデンの学校の終業式ではじめて聴く蛍の光でしたが、日本の卒業式では必ず歌う歌だったなあと懐かしく思い出しました。

明日から早くも夏休みです。ニッキィはフィギュアスケートの夏の集中練習があります。私が連れて行くことになるからいない間は謙もイヴも遊びほうけるのだろうなと思いますが、まあ、せっかくの休みだからたまにはスウェーデンの子供たちのように夏休みを遊びほうけるのも良いかなと思うようにしました。そうでもしないとまた私が一人でイライラしてしまいそうです。
でもうちの子供たちは、日本人補習学校からしっかり宿題をもらってきているので、少し計画を立ててやらせないと、とも思っています。

私も何処から手を付けてよいかわからないくらい散らかっている家の中を片そうと思いつつもなかなかエンジンがかかりません。
このごろ増えている泥棒がうちに来てももう泥棒が入った後かと思って何もしないで出て行くかもしれません。
私も焦らずのんびりと少しづつ片づけましょう。
by obreykov | 2004-06-12 00:34
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