2006.09.22 すばらしいお葬式

今日は92歳で9月6日に亡くなった私の同僚のお母さまのお葬式でした。すばらしい秋晴れで、ストックホルムから南に80キロくらいのグネースタという海辺の小さな町の素敵な教会で11時から式が始まりました。
教会の礼拝堂の中に真っ白な棺が花で飾られており、それを見ただけで、涙が出てきそうになりました。鐘の音とともに、私の友人と御主人と娘さんが神父様に連れられて入場しました。
パイプオルガンの演奏で始まり、神父様のお話、ヴァイオリンの演奏、讃美歌、歌、と式は厳かに進められました。
そのあと、皆で教会の敷地内のお墓まで棺とともに行進していき、ヴァイオリンの演奏の中を、一人一人深く地下に下ろされた棺に別れを告げ、花を投げました。

お母さまは音楽をこよなく愛していらし、私の同僚クリスティーナの生徒たちのクラスロー フィオールというヴァイオリンのアンサンブルを優しく見守っていてくださり、高齢にもかかわらず、コンサートなどがあると聴きにきてくださっておりました。
ついこの夏もアンサンブルのほとんどのメンバーが夏の音楽合宿に行き、最終日にコンサートをしたのですが、そのときも駆けつけてくださいました。
うちの子供達もクリスティーナには全員がお世話になりました。謙とニッキィはチェロですが、小さいころのプリマ ヴォルタという弦楽器のオーケストラではクリスティーナ先生についておりました。ネディは小さいころからヴァイオリンを習っており、ネディたちのオーケストラが親兄弟を招待して小さなコンサートをしたときに、親兄弟もヴァイオリンを弾く機会を与えていただき、3歳まで何もしゃべれなかったイヴは、8分の1のヴァイオリンを借りてクリスティーナ先生の膝の間でヴァイオリンを弾かせてもらって以来、“ぼくの先生”といって、慕ってきました。
私も、クリスティーナと一緒に仕事をするのは楽しくて、二人で本当に息の合った仕事をすることが出来ます。
お母さまもとてもお話がお上手で、楽しい方でした。92歳でも、しっかりしていらして、冗談などもおっしゃり、今はもういないなんて、信じられない感じです。

素敵なお葬式でした。
でも、私が死んだら、どうなるのかな、と思いました。こんな素敵な教会で、素敵な音楽に包まれたお葬式も素敵ではあるけれど、神父さまのお話や、賛美歌をスウェーデン語でしてもらっても果たしてピンと来るのかなと考えてしまいました。
あるいはブルガリアかロシアの教会で、古代ブルガリア語で、お祈りして頂いても意味がよくわからないのに。。。ちゃんと成仏できるのかな、と考えてしまいました。
かといって、浄土宗のお経をきいてもそれもまた、全て意味がわかるわけではないし、スウェーデンにはお寺はないし。。。
まあ、死んでしまったらそれまでですが。。。
人間は産まれた以上、いつかは死ぬのですが、それまで、元気で一生懸命生きていかなくては、と思いました。

アン‐グレータさんの御冥福を心からお祈りします。
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by obreykov | 2006-09-23 00:48
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