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2007.02.15 素敵なコンサートに感激

せっかく書いていた日記がコンピューターがダダをこねて、ほとんど欠き終わりそうだったのに全て消えてしまい、かなりぐれそうになってしまいました。

さて、何を書いていたかというと、そうそう、火曜日に謙の高校の一年生のコンサートがあったのでした。
謙はネディと同じ理科系の芸術に入っていますが、ネディは美術をとっており、謙は音楽をとっています。そのほか、演劇もあります。
その三つの科は理科系と文科系とでなっており、理科系から10人、文科系から10人試験を受けて入ってきた生徒です。日本では当たり前ですが、スウェーデンでは高校は内申書だけで決まり、謙達のように何か特別な科に進む人だけが試験を受けます。

音楽は2つのグループに分かれており、第一部は謙の友達ピーター(いつもマルティンのおばあさんのガレージでロックを一緒に弾いている半分イギリス人、ペーテルといわないところがカッコよいところ)が出ました。
ピーターはもともとはクラリネット奏者でしたが、最近はサクソフォーンに変わって幸い私の同僚であるクラリネットの講師アンデシュはサクソフォーンもトランペットもピアノも抜群です。また、謙と同じトーマスにエレキギターも習っています。はじめはエレキギターを弾いていましたが、後にサクソフォーンも弾き、最後の曲では英語でワンフレーズカッコよく決めてピーターファンの私は、ますますファンになりました。
クルクルの金髪ブルーアイで見た目もカッコよいのです。とっても可愛い子だったのに、この頃はかなり男っぽくなって面食いの私は大好きなのです。

休憩のときはピーターのお母さんと謙にガールフレンドが出来て心配している話などをしました。謙に言わせると私は日本人だからといいますが、イギリス人のピーターのお母さんも私と同じ様な考え方で少し安心しました。
最も、謙はママは日本人だから、というけれど、アンなどと話していてもそんなに変わりはありません。
スポーツ週間にはマルティンの家族も例年のように同じと頃にスキーに行くので、モーナといろいろな話ができるぞ、とたのしみにしています。

さて、第二部は謙達のグループです。謙もはじめはエレキギターやベースを弾いていました。最後の曲はなんとコントラバスを弾き、その上に全員が1フレーズずつ歌いました。謙の歌を聞くのは幼稚園以来でしょうか。幼稚園の頃はよーく女の子と遊び、歌も歌っており、幼稚園に迎えに行くと謙の歌が聞こえてどこにいるかがすぐわかるほどでしたのに、小学校にあがったとたん、男の子ばかりと遊び、歌も歌わなくなってしまったのでした。
なかなか、歌も上手でびっくりしました。コントラバスもチェロを弾いているからか、なかなかなものでした。
謙の彼女もかなり素敵な感じのボーカルでした。3人のボーカルでなかなかよいグループでした。サクソフォーンが女の子なのもよかったし、ヴァイオリンもいたりで、その辺のちょっとしたテレビに出ている人たちより上手かも、と思いました。日本にでも行ったら一変に人気者になるのではないか、と思いました。

みんな音楽を楽しんでいる様子がよく伝わってきて、私の音大時代とは大違いでした。

先日、久しぶりに謙のチェロと私のピアノを合わせました。後でわかったことですが、ちょうど私たちがバッハの平均率のプレリュードにチェロでアヴェマリアを弾いているとき、友人の今は亡きお父様の誕生日だったのです。そして、お父様はバッハが大好きで亡くなるまでバッハをおききになっていたそうで、特にアヴェマリアはよくおききになっていた思い出の曲だそうです。
昔のように私が謙の練習を手伝っている頃なら話は別ですが、この頃は全くと言っていいほど一緒にあわせることがなかったのに、急にこの曲を二人で弾いたのでした。

この世の中にはまだまだ科学では証明しきれない何かがあるように思います。私はきっと友人のお父様が誕生日の日に天から降りていらして、私たちにたまには一緒に弾いたら、と導いてくださったような気がしてなりません。

誕生日といえば、慌て物の私は父の誕生日は木曜日木曜日と呪文のように言い聞かせて、今朝、ちょっと時間のゆとりがあったので、まだ学校へ行っていなかったイヴに日本へ電話させました。すると「ありがとう、でも誕生日はあすだよ」ということで、あ、層_、日本との時差があるから木曜日の夜中にかけるとちょうど父の誕生日の朝だ、と思っていたことを思い出しました。
まあ、遅くなるより、いいかな。。。

父も母も元気で誕生日を迎えられて本当にこれ以上の幸せは無いと思います。みんなが健康でいることが何よりの幸せです。
by obreykov | 2007-02-16 07:50
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