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2007.05.07 どうしよう、しっかりしなくちゃ

こんばんは大変な忘れ物をしてしまいました。
イヴの父母会があったのをすっかり忘れていました。ロベルトが父母会でもらった書類を持ってきてくれて、あ、っと思ったときはもう遅かったのです。

このごろあまりの忙しさに、私が命の綱にしているようなハンドダータという日本でいう電子手帳というのでしょうか、それにすべての予定をインプットしていなかったので、常に、ちゃんと予定を書き込まなくちゃ、と思ってはいたのです。
少し昔はどんなに忙しくとも、私の頭にちゃんとインプットされてほとんど約束事を忘れたことがありませんでした。子供の習い事などのいろいろだって、きちんとインプットされていて、どこにいつ行くか、予定が変わってもすべてよくわかっていたのに、この数年、このハンドダータに頼らないと怪しいムードになっていたのです。
このハンドダータは小さなコンピューターで、住所録、音楽、写真なども入っていますが、何よりも私に大活躍してくれるのは予定表です。
セットした時間にピーピー鳴ってくれて、何分後に何の予定が入っているかなどを知らせてくれます。
これがなかったら生きていけないような私です。
ところがこのごろあまりに予定がありすぎて、予定をすべて書き込んでいなかったのです。
あまりに重要な予定はグーグルのカレンダーに書き込む際、携帯電話にSMSという簡単なメールのようなものを送る設定をすることができるのですが、とにかくこのごろのあまりの忙しさにそのような操作をする時間さえなかったのでした。

私がすっかり約束事を忘れたのは今までに2回ありました。
大学の頃、何人かの友人グループで富士五湖へドライブに行くことになっていたのに、あまり興味持っていなかったのか、頭の中にインプットされなかったので、まったくそんなこと忘れていました。
私を乗せていってくれるはずの人がみんなは先に出発したのに、待っていてくれて、その当時携帯電話なんてなかったから、公衆電話を探して連絡してきました。
すっかりそんなこと忘れている私はケロッしていて、その人はさぞびっくりしたことでしょう。
とってもよい人だったのでしょう、私は待ち合わせの日比谷公会堂前まで少なくとも1時間はかかるから、私はもう、パスするからみんなと出かけてくださいといったのですが、待っているからといわれ、お化粧もそこそこに飛んでいったことがありました。
なんて不誠実な人になってしまったのかと、自己嫌悪でした。
富士五湖で先発組みの人たちと合流したのですが、私は、慌てて出かけてきたためと、すっかり忘れていたので、家でゆっくりしながらたくさんお茶を飲んでいたため、トイレに行きたくてロマンチックな雰囲気もぶっ壊しておりました。

そして、もうひとつはネディが小学3年生の最後の父母会。あの時はどうして忘れてしまったのか記憶にないのですが、私らしからぬ、まったくすっかり忘れてしまうということをしてしまい、今でも胸にぐさっと突き刺さるものがあります。

そして今日。
父母会に出ることができないことは今までにもありましたが、それは自分の予定で、ちゃんとわかっており、前もって出られないことを連絡しておりました。
つい先日もパパは出張で留守、私は日本人学校の運営委員会でそれこそ私がいないと話にならないような議題がある日だったので、担任の先生に言って欠席届を出しておきました。
なのに、今日はまったくすっかり忘れてしまっていたのです。

あああ、もう少ししっかりしなくちゃ。
ちょっとこのごろ忙しすぎたようです。というのは言い訳か。。。
でも、今日はニッキィが学校でサッカーをして足をいため、スケートのオフアイスの練習にいかれないからと言って、それこそトレーナーに連絡して欠席したので、なんとなくゆっくりできた夕方だったので、気になっていた掃除機をかけて少し気分はよくなっていたのでした。

今日は、仕事場のシェフとの個人面談がありました。私たちの音楽文化学校では校長がこの4月から新任になったのです。
とてもよい校長なので私は満足です。でも、さすがよくできた管理者でこちらの状況を聞きだすのが上手で、私は月曜日と火曜日に一緒に働いている彼の悪口をいいたくはなかったのですが、彼がほとんど毎回遅れてきて私が20台のヴァイオリンの調弦から、教室の設定(音楽室を午後にフリーティッズと呼ばれる余暇活動に利用しているため、ビリヤードやサッカーゲームなどがおいてあるので、その重いビリヤードなどを教室の隅に押しやったりするのです。)を一人でしなくてはならないことがほとんど毎回で、二人では準備時間に30分もかからないけれど、一人では30分もかなりハードだという話までしてしまいました。
なんか告げ口したみたいで気分はあまりよくないのですが、校長はそういうことは自分はしっかり知って置かなくてはならないことだから、といいます。日本人はやさしく、思いやりがあり、仕事も人一倍するというのは知っているが、こちらは二人に給料を出しているのに一人だけが仕事をして同じ給料をもらっている一人が何もしていないのは間違っている、といっていました。

確かにそのとおりなのよね。ところが私ったら、彼が毎回のように遅れてきても文句のひとつも言えない。。。それより、たまに「渋滞で。。。」なんて電話してくると、「調弦はできているから、安心して気をつけて運転してきて」なんてやさしい言葉さえ出してしまっている八方美人!
そう、私は八方美人なのかしら。
煮えくり返りそうに頭にきていてもついついニコニコと許してやさしい言葉さえかけて、しわ寄せがどっと自分に降りかかり、イライラしてしまうのです。

いただいたコメントの返事にも書きましたが、なんだか私がしないとこの世が回っていかないような錯覚に陥るのか、頼まれると(場合によっては頼まれなくても)気がついたときには、OK、私がやります、任せておいて、と言っているのです。

でもこのごろはかなり成長したのです。ある友人にはもう、日本人学校の運営委員も辞めちゃいなさい、といわれているのですが、それはまだできないにしても、クラスの連絡委員など、私がやります、と言わずに、ほかの人がやるというまでハンカチを口の中に詰め込んだ気分になって黙っていることができるようになりましたし、先日の運営委員会でも書記は誰が、と言うときシーンと無言状態があったとき、いつもだったら「わたしがやります。」と答えているところ、今回は「授業料請求書を送る仕事がありますので、今回の書記は勘弁してください。」と言えたのです。
自分でもびっくりしました。

少し、何でもにしゃしゃり出ないで、自分や自分の家庭のためになるような生活に変えていかなくてはと思っているところです。
人間、ゆっくりボーっとする時間も大切です。
私がそんなゆとりのある生活をしていたのは、妊娠している時期だけだったかな、と思います。
そういえば、学生の頃も仕事をはじめた頃も、「あなたは分刻みに行動しているのね。」といわれるほど忙しくしていました。
でもそれは仕事の合間に、乗馬をしたり、スキーをしたり、辻クッキングに通ったり、ヴォーグの編物教室に通ったり、すべて自分のために楽しんだ時間でした。

まあ、いまも子供のため、とか思って、半分楽しんでやっているのは事実ですが、ちょっとこのごろ忙しすぎる感じです。
by obreykov | 2007-05-08 05:52
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