5月には日記を書くこともなくあっという間に時間がたってしまい、もう6月になってしまいました。
何故にこんなにも忙しいのでしょう。 4月19日に書いたのが最後でしたが、その間、我が家では何があったのかさえよく覚えていないくらい。。。 ざっとまとめてみましょう。。。 4月の後半は、スウェーデンの学校での父母会やら、日本人学校の委員会やら、ニッキィのスケートもスケート場を求めて、遠くはウプサーラのスケート場まで行ったりと、ずいぶんあちらこちら飛び回っていたのでした。 5月の連休には思いがけない来客がありました。 それは、15年ほど前に近所に住んでいらした日本人の家族で、ネディが小さい頃、そこの娘さんとよく遊んでいたのです。でも、昨年若くしてお母さんが脳腫瘍であっという間に亡くなり、お父さんはいつどうなるかわからない人生、ぜひ子供たちにどこに住んでいたかを見せておきたくて時間が少ないけれど駆け足でスウェーデンを訪問したとおっしゃっていました。 我が家は、しっちゃかめっちゃかだったけれど、とにかく上がっていただいて、懐かしく話しました。娘さんは当時の面影がそのままで、本当に懐かしく思いました。日本へ帰られてから生まれた弟くんも初めてお会いして、奥さまはこんな子供たちを置いて、さぞ心残りだったろうとしみじみと感じました。 駆け足旅行ということで、お引き留めすることはできませんでしたが、本当にうれしい訪問でした。 ニッキィは、いつもスケートでは100万回転倒してもなんともないのに、遊んでいて腕をどうにかしてしまうことがあります。 連休の前日、目のあたり擦り傷だらけで学校から戻ってきたので、びっくりしたら、バスを待っている間にバス停のそばの友達の家でトランポリンをしてまっさかさまに落ちてしまい、怪我をしたというのです。しかも顔よりも腕を付いてしまって、もしかしたらひびが入っているかも、と脅かすのです。ちょうどスケートの練習があったので、トレーナーのターニャに連絡すると、何もないならそれでよいからとにかく病院で診てもらうように、とおっしゃるので、あわててカロリンスカ病院に連れて行きました。また、1日がかりか、と覚悟していたら、思ったより早く見てもらえ、たぶん骨には異常がないと思うので、その晩腫れてきたりしたらまた来るようにと返されました。 やれやれ。その日はスウェーデンでは春の大掃除の後、キャンプファイヤーを焚く日です。 謙やイヴはそれぞれ友達と行動したいということで、かなり心配ではありましたが、私はニッキィのみ連れて勇樹くんのところへ行きました。 そこで美味しい美味しいお寿司を御馳走になって、例年のごとく少し雨が降り寒かったので、ちょっとだけキャンプファイヤーを見て戻りました。 謙は友達とあの寒いのにバーベキューをしたそうな。。。イヴたちも花火が上がるのを見てからアーダムのところに戻って、いつもの4人で彼のところに泊りました。イヴたちも今年初めて子供たちだけで行ったので、心配でしたが、ノーアックのお母さんたちとも電話連絡して、なんとなく安心できました。 学校で前日に父母会とそのあと子供たちも出席して、アルコール、煙草、麻薬の話し合いがあったので、ちょうど良いタイミングでした。 5月にはたくさんのコンサートがありました。 14日には音楽学校の大きなコンサートがあり、イヴたちのクラスローフィオールも謙やピーターのジャズバンド(ロックからジャスに転向?)もそしてオーケストラも出演、ニッキィとイヴのオーケストラも出ました。 イヴたちはちょっと趣向を変えた曲を弾き、好評でした。また、謙たちも自分たちのアレンジを加えたり、ピーターのピアノが入ったり、ますます磨きが上がっていました。 18日にはイヴたちのオーケストラがシゴテューナのオーケストラと共演してのコンサートでこれは本当に素晴らしいものでした。サウンド オヴ ミュージックの曲も弾いて、その前にはちょうどミュージカルが上演されていたので、オーケストラでミュージカルも行ったりして、良いプロジェクトだったようです。 それから、イヴが友達とライヴのロックコンサートに行く、というので、ちょっと心配をしていたら、それは謙たちのバンドも出るらしく、若者のコンテストだそうで、謙たちのバンドがなんとセミフィナールまで来ていたそうです。謙は全く何も教えてくれないのです。 私も聴きに行ってよいか訊いたら、呆れた顔で、そんな親なんかが来るところじゃないといわれてしまいました。2ポイント差でフィナールまでは行けなかったそうです。 イヴも謙もそれぞれの友達とグロナルンドというストックホルムの後楽園のようなところであったコンサートに行きました。謙がイヴなんてつぶされちゃうから行くな、なんて言っていたのでかなり心配しましたが、アーダムのお父さんも行くというので、許可したわけです。 そして翌日は同じメンバーでアーダムのお父さんがキッスのコンサートに連れて行ってくれました。キッスは、あの私の時代のどんな顔をしているのかわからないキッスです。 謙が行かないので珍しいなと思い、どうして行かないのか訊いてみると謙も友達ももうお金がなくて行かれないのだということでした。 ちょっとかわいそうにも思いましたが、たまには残念な思いをするのも勉強家と思い、ほっておきました。 私はというと、5月27日にはヴァイオリン112台とストックホルム管楽団の7人とでのコンサートでした。その日は普通どおりヴァイオリンのレッスンをしてから、同僚とコンサート会場に直行で準備。。。トイレに2回行っただけという強行軍でした。 でも、素晴らしいコンサートができて満足。。。 29日にはもう少し小規模のコンサートでした。 でもその日は準備をしながら高い所にある楽譜を取るため、小さな椅子に乗っかったとたんガラガラバタンとものすごい音を出して転げ落ちてしまいました。 その時は天井がひっくり返ってくるようで、びっくりしましたが、そんなに痛くはなかったのです。ところが時間がたつにつれ、痛くなって、最後には洋服を着替えることもできない感じでネディに着せてもらったくらいでした。 ピアノを弾けるのかと心配しましたが、腕を上げるのが痛いので、ピアノを弾く分には何も影響がなかったのは本当に不幸中の幸いでした。 翌日になってあちらこちら打っていたらしく青あざができていましたし、痛みもあちらこちらに出てきました。 コンサートをするために借りてきたヴァイオリンを翌日に元の所に戻してやっと一息つきました。 そうそう、5月21日にはニッキィは本当に思いがけず嬉しいことがありました。 ストックホルムフィギュアスケート連盟からニッキィのクラブの会長を通して連絡があり、21日にスケート連盟の総会があるがその途中の休憩時間に来るようにとのことでした。 行ってみると今シーズン大きな前進をしたスケーターが奨学金をいただくということで、ニッキィを含めた数名が休憩時間に表彰されました。 おめでとう、ニッキィ! 週末はニッキィのクラスでピクニックとお泊まり会があり、疲れ切ったニッキィは日本人学校に来ることができず、私たちが日本人学校から戻るとソファで寝ていて、何と夜までびくともせずに眠っていました。 お泊まり会と言えば先週はイヴがいつもの4人で森にテントを張って泊まるのだといい、びっくりしていましたが、日本人学校の先生も「風に向かってこのようにテントを張るとよい。。。」などと教えてくださったと喜んでいたし、パパまで自分も同じ年の頃イヴァンたちと毎年夏1ヶ月くらいテント生活をしていた、なんて話しているので、ますますイヴは喜んで出かけて行きました。 私は、どうもテントなど好きな方ではないので、夜は冷えるし、と心配。。。 イヴたちは釣りをして夕食は魚だと言っていましたが、1匹小さいのしか釣れなくて魚がソーセージに変わってしまったようででした。 私にとって、本当にうれしくて懐かしいことがもう一つありました。 2歳のころからの幼馴染、そして小学校も同じクラスだったから毎年クラス会をしているという友達の目黒くんから思いがけず電話をいただいたこと! 仕事でよくスウェーデンには来ていらしたようで、今回も会社の人も一緒だったため、自由な時間がなかったとのことで、空港から出発前に電話だけでもと、連絡を下さったのでした。 ああ懐かしい! 何十年という時間の空間が無くなってあの当時の気分になるから不思議! ショートパンツ姿の目黒と話している気分になりました。会いたかったなあ。。。 でも、それは日本の会社員。超スピード出張で帰国して行きました。残念。 私は今日は仕事がないので、こうして日記を書き始めました。 昨日は、なんとなく夏休みになったような気分でした。 イヴがメレンゲを作り、とても美味しくできました。そして、残った卵の黄身で何ができるかというので、シュークリームは?というと、インターネットで簡単なシュークリームの作り方を探し、作ってくれました。 美味しいシュークリームができました。 ニッキィはモップで拭き掃除をしてくれました。ネディが掃除機をかけたり、パパは庭のごみを捨てたり、ちょっと昨日はみんなそれぞれ働きましたが、調子のよい謙だけはガールフレンドのところに泊っており、夜になって帰ってきて、夕食を食べたらバスケをしてくると、また出かけて行き、なかなか帰らないので、携帯に電話するとピーターのところに行っているというし、もう、本当に遊び人なんだから!
by obreykov
| 2008-06-02 16:12
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