長い一日でした。
ノーヴィスの選手の頃は時々同じ日にショートもフリーも試合をしてしまうというスケジュールもありましたが、ジュニアの男子も今回はそういうスケジュールが組まれていました。 何と朝の9時の試合。ということは8時には会場へ行かなくてはなりません。ホテルから会場までは歩いていける距離なのですが、あまりに寒かったので、私が車で送っていきました。 あまりに早いので観客さえほとんどいません。 ジュニアの男子は5人だったので、1グループしかありませんでした。 SM(スウェーデン選手権)の時の様に私はドキドキしていませんでした。ニッキィはどうだったのでしょう。。。 ミスのない滑走ができますようにとそればかりを祈りながら観戦しました。 すると、小さなミスはありましたが、52.12という、自己最高点をもらうことができました。SMの時は大失敗をしてとても辛く大変な思いをしたので、まずまずのスタートでした。 その後の試合も見たかったのですが、私も前日もその前からの寝不足があったので、皆でホテルに戻り、休みました。 私はトレーナーと昼食に街に出てニッキィはほかの選手と昼食をとったようでした。 ホテルも親切で15時までチェックアウトをのばしてくれたので、ニッキィもゆっくり休めたようでした。 そして再び17時からのフリーへ! 3回転3回転という連続ジャンプも成功して98.95という自己最高点を頂きました。総合で151.07でこれも自己記録を更新。2位の選手とは27点も差をつけての優勝でした。 日本のフィギュア界にはまだまだ追いつけませんが、ニッキィなりの良い滑走ができて本当に良かったです。 試合の後はゆっくりストックホルムへ向かいました。幸い天候にも恵まれ、トレーナーの車もカーポートのない方へ駐車したのでしたが、雪に埋もれることもなく、良い一日でした。 ▲
by obreykov
| 2013-01-23 01:25
| フィギュアスケート
昨年は父の亡くなったとき私は何も知らずに日本を後に、スウェーデンに戻り、翌日には既に南スウェーデンのマルメという街に行っていたニッキィを追って、フィギュアスウェーデン選手権の応援に駆けつけました。
一人で汽車に乗り、ぐったりと疲れているのに、なんだか眠ることもできずに、マルメに着きました。 ニッキィは膝の調子が良くなかったりしていたのに、その前2回ほどエリート戦で試合に臨むことができました。ジュニアのクラスにあがって初めてのシーズンだったので、はじめのウプサーラでの試合では3位に終わりました。 私が熊本に行っていた間のストックホルムでの試合では1位になったということだったので、もしかしてもしかしたら、うまくいくかも、と思いました。 天を仰ぐと、すぐそこに父がいる様な不思議な感覚がしました。49日も終わっていないので、まだその辺にいたのかもしれません。 父に、どうか、満足のいく滑走ができますように見守っていてね、と天を仰いで頼みました。 ニッキィのトレーナーはニッキィがきかないなら、父の死は言わない方が良いというので、私もあえて教えず、ニッキィも何故か父のことは訊こうともしませんでした。 そして、ショートもフリーもとても良い滑走ができて、結果的には何と優勝をすることができたのです。 優秀なジュニアの選手がいた中、優勝ができたなんて本当に夢のようでした。 私は本当に父が力を貸してくれて、最高の滑走ができるようにニッキィに力をくれたとしか思えませんでした。そのために、父が私をスウェーデンに戻したくて、最後の力を振り絞ってがんばって、私をニッキィのもとへ行かせたとしか思えませんでした。 さて、今年のニッキィもシーズン初めはまた、成長からか膝が痛くなったり、また、体調を崩して、せっかくのジュニアグランプリを棒に振ることになってしまいました。 エリート戦にさえ、出場ができず、マルメでの試合の前に、特別に試合としてカウントされないけれど、女子のエリート戦に特別に滑走させてもらうことになりました。 そのとき、点数だけは頂き、審判からも色々な助言を頂き、マルメの試合に臨みました。 マルメではニッキィより年上の優秀な選手もいたのですが、なんとか良い滑走ができ、上位にたっていました。 でも、マルクス選手はトリプルアクセルもプログラムに入れているので、もし、成功したら、油断をしていられません。ところが彼が病気とかで棄権になったので、何の心配もなく良い滑走をすることができました。 そのときの表彰台は三人ともお母さんが日本人だったのにはびっくりしました。 その後、ニッキィはスケート連盟からスウェーデン代表でドイツのNRW杯に出かけました。 今シーズン初めての国際大会で、学ぶこと沢山あったようでした。 飛行機が欠航になったりで大変な思いをして戻ってきました。そんな中準備が不十分でスウェーデン選手権に臨むこととなったのです。 さて、今年のスウェーデン選手権です。 ニッキィたちは12日の水曜日から飛行機でヴェクショーという街に出かけていきました。 トレーナーがアイスを見つけてくれて、練習をしてからでかけることになっていたのですが、ニッキィは学校で13時30分から18時までの全国統一試験があったため、練習に参加することができず、私たちが学校へ迎えにいきそのまま飛行場へ送っていきました。 私は翌日友人と汽車で応援に向かいました。 もちろん、今年も天の父に頼んだのはいうまでもありません。 ところが、ショートではジャンプもミスがあり、ニッキィらしくない滑走になってしまいました。 当然、点数ものびず、3位になってしまいました。 見ているみんなもあまりにニッキィらしくなかったので、どうしたのかとびっくりしていましたが、こんなこともありましょう。。。 私は、どのようにニッキィに会ってよいかわからず、ホテルに戻りました。 ニッキィの友達のお母さんが息子さんに電話するとニッキィも一緒だった様なので、少しは安心しました。 トレーナーがニッキィと話すからと私に言ってくれたので、私はすべてトレーナーに任せて、友人のお母さんと一緒に遅い夕食を食べました。 しばらくすると、その息子さんがトレーナーから電話があってニッキィは出て行ったということだったので、私たちはしばらくロビーでおしゃべりをして、夜も更けてきたので、それぞれの部屋に戻りました。 すると、ニッキィとトレーナーが私たちの部屋で何やら話していたので、私は失礼しようとしましたが、トレーナーが私も中に入って、とおっしゃるので、私もはいってみました。 案の定、ニッキィは自分の滑走に満足できなかった悔しさで、涙を浮かべておりました。 こんなニッキィを見ることはほとんどありません。 でも、トレーナーはある時は厳しく、またある時は優しく、そして、昔のプルシェンコやアプトの時代の試合の様子、大失敗した最終グループに入れなかったプルシェンコがフリーでとても良い滑走をして、逆転したこと、等等、いろいろな話をしてくれました。 最後に、気持ちを入れ替えて、サンドイッチを少し食べてゆっくり休んで明日のトレーニングにはもっと頭を上に向けて!と励ましてくれました。 翌日は早朝に公式練習があり、私はニッキィを見送ってからゆっくりホテルの朝食をとりました。 女子の応援に行きながら、次はいよいよ、ニッキィたちジュニアの番です。 3位だったニッキィは最終滑走グループの2番目です。 こんなにドキドキしたことはありません。 ニッキィが前日のことをひきずって、めためたにならなければ良いけれど。。。ただ、ちゃんと滑れますように、と天の父に頼みました。外に出て天を仰ぐとなんだか父を感じて、きっとうまく滑れるように力を貸してくれるだろうと思いました。 ビデオを持つ手がドキドキして震えます。友達がのどがからからにならないようにとのど飴をくれました。 3回転3回転が2回転3回転になってしまいましたが、なんとかジャンプを一つ一つこなしていっています。 スケーティングものびのびと良い調子のようでした。 拍手も聞こえてきます。 最後のジャンプとスピンと。。。 終わるとトレーナーが迎えに出てニッキィを抱きしめていました。 私たちはいつもニッキィが何位になるか、どんな点数が出るか、ということより、ニッキィのトレーナーがどれだけニッキィの滑走に満足しているかが一番気になるところです。 滅多に褒めないターニャがニッキィを抱きしめているのはうまく滑れたということだ、とほっとしました。 キッスアンドクライでは、何やらターニャが一生懸命コメントをしているようでした。 そしてびっくりする様な点がでて、大きな拍手が聞こえてきました。 でも、まだ二人の選手の滑走が控えています。 後の選手がどのように滑ったか正直目にはいらない気分でした。 次の選手の点数を見て、ああ、少なくとも2位になった、と思いました。 そして最終滑走の選手がほとんど3回転さえ飛ばずに調子が悪かったので、あれあれあれ、と思いました。でも、ショートで、ニッキィと8点ほど差があったので、どうなるかわかりません。 しかし、2位の選手と約7点の差を付けて、ニッキィが圧勝しました。 私は自分の耳を疑ってしまい、横にいる友人たちに「本当なの、本当なの?」と何度も訊いていました。 そして、初めてボロボロと涙がこぼれてきました。 クラブからサポートにきてくれていたもう一人のトレーナーもすぐ私のところにきてくれて、一緒にボロボロ涙をこぼして喜んでくれていました。 私は外に出て天を仰いで父にお礼を言いました。 きっと、簡単に勝たせてはくれなかったのも神様がニッキィに与えた試練だったのかも知れません。 ターニャはこれも本当に良かった、とおっしゃっていました。 おめでとう、ニッキィ。 本当にあのショートの後の立ち直りには私もびっくりしました。 よくやった! 今回の優勝は今までスウェーデン選手権で5回優勝しているけれど、一番重みのある6連覇でした。 そして、こうしてよい方向に導いてくれる良いトレーナーを持って本当に幸せなニッキィです。 おめでとうニッキィ! ![]() ▲
by obreykov
| 2012-12-21 07:20
| フィギュアスケート
フィギュアスケート界では国内ではエリートシリーズも始まり、国外ではグランプリやジュニアグランプリも始まって、シーズン真っ盛りになってきているというのに、今年も我がニッキィは昨年と同じく膝の不調ですべてを棒に振っています。昨年は結構、私的には焦っていたのですが、今年はなんだか、なるようにしかならない、健康が第一っていう感じで、ゆっくり過ごしています。
膝や鼠蹊部などの不調を抱えながら無理している選手もいるようですが、長い目でみて、将来のためにとここはちょっと我慢の時期です。 あれこれインターネットでスケーターの膝の事など調べたりもしましたが、問題のある選手も少なくないようで。。。まあ、ニッキィの場合は転倒などして生じた怪我とは違うので、時期を待つしかないかと。。。 とにかく今まで背も低くてちびっ子のニッキィがこの2年あまりでグンと急に背が伸びたのが第一の原因だそうで、骨や筋肉の成長に対して筋の成長が間に合わず、そこへ沢山の練習が重なると負担がかかり、炎症を起こしてしまうというのが膝の不調の仕組みのようです。 日本やほかの国々ではどうなのかわかりませんが、ここ、スウェーデンでは医師とは別の専門家がいて、ニッキィも3人の専門家に見ていただいています。 一人はソルトレークのオリンピックにチームと参加してそこでカナダのボブスレーの選手と知り合ってお嫁さんにしたって言う、家もすぐ近くの人。彼はとても丁寧に身体の仕組みから説明してくれて、昨年の全国選手権の前に急に背中が痛くなった時も背中の仕組みから説明してくれて、そのための体操、マッサージなどして、一発でニッキィの顔色が明るくなってよい結果を残すことができました。 また、もう一人はバレエやフィギュアスケーターの専門の人で、そこには電気治療の特別な器械も備わっていて、針治療などと一緒に治療をしてくれます。 もう一人はスケート協会の方です。 さて、膝の調子も少しずつよくなり、ジャンプの練習も少しずつ始めたら、また膝に痛みが戻ってきました。私にはきちんと説明をしてくれないのですが、どうも今までのとは違うようです。トレーナーのターニャはだいたい分かっていたようでしたが、念のために、専門家のところへ行きました。するとやっぱり今までとは別のものだとすぐわかったようで、治療も別のもので、何やら二日間は全く安静にしておくという事で、金曜日からそろそろ練習を始めました。土曜日は練習がないので、昨日から友人のところへ泊まりにいき思いっきり楽しんできたようです。いつもは練習があって、友達とも一緒にいられない事が多いので、これも大切なことだと思います。 切り傷、擦り傷なら目で見てわかるけれど、本当に見えないものだけに母親としては不安になります。どうして専門家はこの痛みはこういう訳、あの痛みはああいう訳で、とわかるのでしょう。不思議です。 まあ、とにかく早く元気になっていつも通りの練習ができるようになり、試合にもでられるようになってもらいたいと願うのみです。 トレーナーのターニャはニッキィのトレーニング友達のノーヴィスの13と15の選手を連れて、エリート戦に行っております。そこではほかのクラブの選手の面倒も頼まれて見ているようですが、一人はノーヴィスの男の子です。彼はクリストッフェルのクラブに移ってからグンとのびた選手で、2年ほど膝の痛みに悩まされていたようですが、今では3回転をバンバン飛べるようになったとお母さんが話していらっしゃいました。 ニッキィ、抜かされるぞ。。。とは言っても、スウェーデンの選手のレベルが上がっていくのは嬉しいことです。クリストッフェルのトレーナーはチームも持っているからもの凄く忙しい方だそうで、大抵の試合にはついて来れないようです。 コルネリアちゃんは、今回のエリート戦も2位とだんとつ差をつけての優勝です。 だいぶ冷えてきたストックホルムです。今日は石狩鍋もどきをしようっと。 ▲
by obreykov
| 2011-10-09 02:11
| フィギュアスケート
ちょっと古い話題ですが、ニッキィがシーズンの最後にあった、エリートシリーズのファイナルに出場したときの事を少し。。。
実は昨シーズンはじめに、膝を痛めて、初めてのジュニアグランプリも、国内のエリートシリーズも全部ミスってしまいました。ちょうど夏休み明け、合宿に行き、練習が始まるとほとんど同時くらいに膝が痛くなり、それはそれは心配しました。なんとかなおったかと思うと今度は風邪を引いたり、爪を痛めたり、顔面火傷をしたりと、不幸続きでしたが、なんとか国内選手権には出場させていただき、優勝という良い結果をだし、2月にはヨーロッパの青少年のオリンピックにもスウェーデン代表で出場させていただけるというよい経験をすることができました。 元々エリートシリーズは出場回数が満たなくて、ポイントも集めることができずにいたのでファイナルには出場できないと思っていたところ、オリンピックのポイントなども含め、ぎりぎり出場できるようになりました。 オリンピックではジュニアのクラスで出場し、その練習のため、ストックホルムトロフィーという国際大会でもジュニアのクラスで出場しましたが、このエリートシリーズは少年の部の最後を飾る良い滑走となりました。 スケート協会のホームページでもお褒めの言葉をいただき、親ばかではありますが、本当によい滑走だったと思います。 シーズンのポイントで滑走順が決まっているので、ショートは第1滑走でしたが良い結果を出して、フリーでは最後に滑走しパーソナルベストの得点で優勝することができました。 そして、グローベンで開催されたストックホルムアイスでは、プレショーに出演させていただき、休憩の後ではホッケーとバンディーとフィギュアスケーターの競争があり、それにも出演させていただきました。 また、ニッキィと同じトレーナーでニッキィと同じく少年の部のナショナルチャンピョンになったかわいいスケーターと一緒にペアスケートもどきを数カ所のアイスショーで滑走させていただきました。 このように、始まりは様々な故障でシーズンスタートを遅れてしまったのですが、最終的には良い結果を出すことができました。 そして、今年の夏の合宿も有意義に過ごして3週間の夏休みを取った後、私も日本へ行っている間のほんの少しの間にびっくりしたくらい背が伸びており、案の定、昨年と全く同様に夏休み明けの合宿で膝が痛くなってしまいました。 でも、今回は初めてではないのと、原因がよくわかっていたので、いろいろな治療や体操等々。。。ナショナルチームの強化合宿やジュニアグランプリはミスってしまいましたが、来週くらいからジャンプの練習も加えてよいという許可もでて。。。。。ところが今度は鼠蹊部が痛いと言い始め。。。明日また看てもらいにいくことになっています。やれやれ。。。まるで爆弾を抱えているような気分です。 ▲
by obreykov
| 2011-09-06 23:46
| フィギュアスケート
きょうはミオちゃんと散歩をした後、少しだけ暖かくなったため(といってもマイナス6度程度)大雪の雪が少し崩れて歩きにくい場所や車のタイヤがはまってしまいそうなところがあるので、せめて家の前やパーキングの出口だけでもきちんとしようと雪かきしたら、もう思いっきりくたびれて、その上にミオちゃんをシャンプーしてちょっとだけ無駄毛のカットなどもしたらもう、立ち直れないくらいくたびれてしまったので、予定していた料理など明日にしようと、まったりしていました。そして、何を思い始めたのか、この日記の整理、つまりカテゴリー別に分けようなんて思いついてしまって、まだ途中ではありますが、あんなことこんあこと会ったなあ、なんて思いながら以前の日記を読んだりして、その上に他のインターネットを見始めたらなんだか次々と見てしまって、あらあらという間にこんな時間!オタクとはこんな生活をしているのか?!
あちらこちらクリックして色々なインターネットを読んでいたら、日本には本当にフィギュアスケートに詳しい人が多いのがわかってびっくりしました。 しかも、こんなフィギュアスケートの程度の低いスウェーデンの選手をよく応援してくれている人たちが結構多いのにもびっくりしました。 しかも私が知らないことや、つい最近のFacebookのゴシップまで、まあ詳しく出ているので、びっくり! この数日レポート書きで大忙しのネディがやっと提出できるものを完成させて、明日の大晦日、あ、もう今日なんだ!の準備やら予定やら、考えていたので、日本にはスウェーデンの選手のファンが多いのね、クリストッフェルもアードリアンもかなり多いのにはびっくりしたし、しかもサーシャや、中にはジミーなどのことも結構記事になっていたりするからびっくりしたっていうと、そりゃあ、日本は人口が半端じゃないから色々な人が居て詳しい人もいるのよ、といっていました。 日本のファンの人たちは、実はアードリアンはかなりいたずら坊主だったり、ジミーもニッキィやらジュニアの選手と一緒になってふざけあったり、なんていうことまで知っているのかな、と思いました。 まあ、でも、みんなどの選手も良い人たちで、エイリートシリーズやスウェーデン選手権やら、SKF杯やら、あるいは合宿などで一緒になると年齢男女関係なく和気藹々と楽しそうにしているのはほほえましいと思います。Facebookでも盛んに連絡を取り合っているようです。 だから、あんなスキャンダルも起きてしまったのでしょうけれど、友達同士ではないと見ることができないはずのFacebookno記事が新聞に数分のうちにすっぱ抜かれたというのはいったいどういうことだろうと思います。 私は、そちらのほうが余程、問題ではないかと思います。 それにしても、スケート連盟の対応もサーシャの対応も良かったなと思いました。 それに、日本でもこの記事はもう話題になっていたようで、びっくりしました。どこからこんなに早く情報が行くのだろうかと思うと、この世の中、インターネットの世界はかなり恐ろしいものがあるかなと思います。 スウェーデンのフィギュアスケートのファンが日本に沢山いてくれるのは嬉しいことです。 頑張れ!スウェーデン! 私はニッキィが故障続きで試合に出られなかったので、今回、久々のみんなの演技を見せてもらいましたが、前シーズンよりみんながそれぞれに上達しているのにはびっくりしました。 ジュニアの試合もかなり面白いものでした。久しぶりにバッティルも出場したし、お医者さんだかになるっていっていたけど、いつまでもスケート続けて欲しい!リンショーピングのダンネもよく滑れていたし、私好みのイケメン選手、しかも、話していてもいつも感じよくて楽しいし! ニッキィたちと仲良しのマティーアスも新しいプログラムも衣装も素敵でした。 オンドレイは私が大好きな選手です。今回は一足早くシニアで出場でしたが、ニッキィもむかーしむかし、地域別のチーム対抗のSKF杯かなにかでオンドレイと戦ったことがあったっけ。もちろんオンドレイが1位で小さかったニッキィは3位か何かだったと思うけれど、あの時は年上の選手を抜いて3位になれたのはすごかったなといまさらながら思います。 また、前シーズンは出なかったニッキィの対戦相手だったマルクスが復帰してよかったと思いました。とりあえずのニッキィの目標はマルクスかなと思います。頑張れニッキィ! 今回の選手権でストックホルムのダンネが好滑走でき、しかも銀を取れたのは本当に嬉しいことでした。ダンネもニッキィ同様、シーズンスタートで敗血症になってしまって試合に出られなかったから、余計嬉しかったです。まだ、持久力が保てないといっていたけれど、それは徐々にトレーニングしてもらうとして、3回転3回転を見事に決めたのは本当にターニャのおかげだと思いました。 ニッキィが初めて選手権に出場したとき、ミッケとダンネのお母さんがターニャに指導を御願いしたのでしたが、本当にそれは彼らにとっても良かったし、また、ニッキィにとっても良い見本があって、良かったなと思います。 ニッキィの前のプログラムを振付けたアイスダンスのプロチャンピョンだったゴーシャが「ニッキィはターニャのような良いトレーナーに出会えて本当に良かったよ、私も子供のときそんなトレーナーに出会えていたらシングルでいけたかもしれないがジャンプが得意ではなかったからアイスダンスに移行したのだ。」とおっしゃっていたのを思い出します。 それにしてもゴーシャの振り付け、スケーティングそしてインターネットの動画で見る彼のアイスダンスはすごく素敵! アードリアンもエフゲニーと別れてしまったけれど、大丈夫なのかなって思いましたが。。。 病気だったエフゲニーもイヴァンチェンコやヨーゼフを指導して、楽しそうに3人で一緒に座って他の選手の観戦をしたりしている様子を見て、安心しました。 いつだったか、エフゲニーとは、ターニャやマルメのラースロやらとお茶をご一緒したとき、なんて楽しい人なんだろうって思ったのでした。 ネディに「でもまさかニッキィやジョンオーロフ君やグスタフ君やローニアちゃんが半分日本人とは知らないだろうね」、と話すと、「そりゃあ、名前が日本っぽくないから知らないでしょう」、と話したものでした。 いつかこの子達が日本かどこかに試合に行けるような日が来ないとも限りません。そのとき、びっくりされるかなと思うとちょっと楽しみな感じです。特にニッキィは日本語でしゃべれるから。。。そんな夢のような日が来ればよいけれど、日本はちょっと遠すぎるかも。。。 ヨーロッパでは、名前からはニッキィが少しブルガリア人だって事はわかるでしょう。 それにしても、スウェーデン選手権とは言っても、考えて見たら、生粋のスウェーデン人より、結構あちらこちらの移民がかなり多かったなあと思います。 スウェーデンだけでなく、ヨーロッパやアメリカでは外国の血が入った選手が多くなるのは仕方のないことかもしれません。 それに、優れたトレーナーはほとんど外国人! おっと、こんなところで油を売っている暇はない。早く寝て、大晦日の準備をしなくちゃ! おやすみなさい! ▲
by obreykov
| 2010-12-31 12:19
| フィギュアスケート
書こう書こうと思いつつ、最後に書いた日から1ヶ月以上が過ぎてしまいました。
クリスマス、おめでとうございます。 こちら、スウェーデンでは、昨日のクリスマスイヴが一番の祝日という感じで、どこの家庭も家族で集まり、クリスマス料理をいただいて、クリスマスツリーの下に飾られたプレゼントを開けたり、小さい子供がいる家庭では、誰かがサンタクロースになってドアをトントンとして、クリスマスプレゼントを持ってきてくれたり。。。 我が家でも、街に住んでいる謙が戻ってきて、久しぶりかぞく6人と犬一匹とで、クリスマスイヴを過ごしました。 謙のリクエストで、我が家ではたいていクリスマスイヴには七面鳥の丸焼きとピラフがメイン料理です。 できるだけ小さめの七面鳥を用意しましたがそれでも残ってしまいました。 いつもはそれぞれが忙しくて、夕食も一緒にできない状態が続いておりましたが、久しぶりみんなで食卓について、ゆっくりできた感じがしました。 謙が随分とお酒が強くなっていて、ああ、父がいたら、どんなに喜んだだろうと思いました。父がこちらに来ていたころはまだ子供たちも小さくて一緒にお酒を飲むということあはありませんでしたから。。。 CioCioSanというブルガリアの赤ワインを飲みました。私もネディもあまりワインが好きではないので、ちょっとだけ乾杯したくらいでしたが、ほとんど謙が飲んだ幹事でした。パパも飲んではいましたが、謙の量には負けていたようです。 その後はシャンペンを開けましたが、これも謙とパパで飲み干し、ネディと私も1杯づついただきました。 何より美味しかったのはミルクリキュールです。私はこういう甘いお酒がすき! さてさて、何でこんなに忙しくて日記もかけなかったのでしょう。。。 まずは何とか今年もスウェーデン青少年チャンピョンの座を守ったニッキィにおめでとう! ![]() ここにいたるまで本当に大変なシーズンでした。 夏までは調子よくいっていたのですが、シーズンはじめのリンショーピングの合宿で膝を痛めて以来、胡椒続きで本当にスウェーデン選手権もちゃんと出場できるのかと思うほどでした。 長い長い道のり、でも、何とか選手権出場までこぎつけ、しかも優勝できました。 ニッキィの至難の道のりは次回に。。。 ▲
by obreykov
| 2010-12-25 22:02
| フィギュアスケート
先日のフィンランディアトロフィーで、ショートの後1位だったクリストッフェル。フリーでちょっと失敗して総合2位になってしまったけれど、インテリジェンスがにじみ出ているようなクリストッフェルはやっぱり素敵よ!と思いました。
" target="_blank"> ニッキィがLysekilで合宿のとき、なんと彼のGFがニッキィたちのダンスのトレーナーだったのですが、そんなこんなでか、クリストッフェルもここに来て振り付けなどをしていたのです。ちょうど私たちがニッキィたちを迎えに1日前行くと、クリストッフェルの練習風景を見ることができました。 そのとき、私たちは一方的に知っているから、彼が滑ってサリエンのほうへ来たとき、つい、お辞儀をしてしまったら、ちゃーんとにっこりと微笑んでくれました。 もう、みーちゃんはーちゃんの私は舞い上がってしまいました。 あれはフリープログラムの振り付けだったようです。私は彼のフリープログラムが大好きだったので、ちょっと残念に思いましたが、今度はまた別の雰囲気のプログラムで、これもまた、良いかなと思いました。 胸に「無敵」と漢字で印刷されたTシャツを着ていたので、翌朝、朝食が一緒だったとき、「Tシャツの字は無敵といってこんないみがあるのよ、」と教えました。きっと知っていたのでしょうけれど。。。私は、思わず選手生活続けてくれるのでとっても嬉しいって言ってしまいました。 ニッキィがはじめてスウェーデン選手権でクリストッフェルと一緒にチャンピョンになったとき、ネディが二人のツーショットを写したのですが、その写真は私の宝物です。 早くニッキィも膝が元通りになってジャンプの練習、ちゃんとできるようになればよいのですが。。。 ニッキィの新しいショートプログラムはちゃんとできたら、かなり素敵なプログラムになると思います。今から楽しみ! 今は内緒ですが、私の大好きな大好きな人のプログラムだった曲を使っています。 こんなすごい曲はかえって難しいのではないかと心配しましたが、ターニャがこれはニッキィのプログラムになるのだし、シニアが使っては難しいかもしれないけれど、こんな小さな選手がその子なりのプログラムにしたら、とても良くなるっておっしゃっていました。ホント、そんな感じがしてきました。 ▲
by obreykov
| 2010-10-12 05:57
| フィギュアスケート
ニッキィの膝の心配、実家の両親の心配、仕事のスタート、日本人学校の運営、などなど、考えることやることがいっぱい過ぎて日記を更新するところまで行きませんでした。
ニッキィの膝は相変わらずで、時にはジャンプなしの練習、時には休んだりと、ちゃんとした練習がまだできずにいます。 9月はじめに運動選手とダンスの専門のエジプト人の専門家のところに行きました。プライベートなので、一回の診療に600krもかかります。でも、それでも治るのなら、という親心です。 そのときはなにやらポンプのような器械で右太ももの筋肉を吸い上げるような治療をしました。その後は3日間安静にしていなくてはなりません。 ちょうど週末ニッキィはクラスの旅行でゴットランドに船で行った為、練習はできなかったのですが、自転車に乗って過ごしたようで、大丈夫だったのかな、と心配です。 でも、元気に戻ってきて6日からは練習を始めたものの、9日に再びAzizのところへ行き、今度は針治療をされました。 その後です。痛みが増してきてしまい、練習はできなくなりました。 針治療は一度に治ってしまう場合もあれば、一時的に帰って痛くなったりする場合もあるので、少しは心配でしたが、まあまあ、良くなっている証拠か、と思っていたのですが、いつまで痛みが取れない様子なので、ニッキィもAzizに電話したりしました。私も知人で針の先生をしていらっしゃる方に思わず電話をしてお話を伺ってしまいました。 昨日、針治療の2回目をして、まあ、様子を見ているところです。 本当だったら、オーストリアのジュニアグランプリに出ているところだったのに。。。でも、今の時点で男子のジュニアのショートが終わっておりますが、日本を始め、世界のジュニアのレベルの高さに、ターニャが言うようにまだ青少年のニッキィをそんなに焦ってジュニアでインターナショナルの試合に出す必要がない、というのがわかる感じがしました。 Azizを紹介してくれた昔のニッキィのトレーナーもスケート協会が選手を壊してしまっているかも、といっていました。そう、もしかしたら、前シーズンの忙しさの疲れがどっと出ているのかもしれません。 前シーズンは毎月、スウェーデン全国を試合に出て、何度も強化合宿があり、その上、スカンジナヴィアのノルディックや、北欧内とはいえ、外国にも行き、遠征の試合試合の連続でありました。 ターニャがいうように、天が授けた休暇だと思ってゆっくり休むと良くなる、というようなものなのかもしれません。 それにしても速くよくなります様に。。。 実家の両親もいまひとつ。。。 主治医とメール連絡が取れるようになったのは本当に安心です。 秋休みに日本へ行かなくてはならない、と思っています。謙が長いこと日本へ行っていないので生きたいといっていたからこの時期、一緒に行けるか仕事の調整もしてもらっています。 私のほうも秋休みは1週間なので、前後調整してもう少し時間が取れるようにしなくては、と思っています。 ミオちゃんは生理のため、今はほとんどキッチンで過ごしています。私も家にいるときはなるべく一緒にキッチンで過ごせるようにしていますが、玄関先の階段のところで外を見ているのも好きなので、今は玄関先につないでおります。 散歩のとき、友達のヴァルテルなどと会うと大喜びしますが、今は、一緒に遊べません。 良く行く犬用の公園も今はおあずけ。。。 母に買ってあげたデジタルフォトフレームがお気に入りのようで、夏に買ったときはちょうど持ち合わせた写真を少し入れてあげただけでしたが、今、SDカードに色々な写真を整理しているところです。 デジカメの前の時代の写真をスキャンして整理しようと思いつつ、なかなかそこまで行きません。 ▲
by obreykov
| 2010-09-17 19:26
| フィギュアスケート
膝が痛いニッキィは、結局、痛くない程度の練習はして良いということで、別にものすごい怪我をしているわけではないらしいので、少しは安心ですが、ジャンプはしてはいけないし、痛いと感じたら練習もやめなくてはならないという条件でやっております。不幸中の幸いというか、先週は、風邪を引いたらしく喉が痛いので、喉が痛いときはスポーツ選手は練習を控えなくてはならないというところから、木曜日からスケートは休んでおりました。
月曜日にスタッファンという専門家に、水曜日はペーテルという専門家に診てもらいました。二人とも同じ意見で、3週間の休みのあと急にハードな練習をしすぎて体が追いついていかなくなったから、ということです。やはり3回転の練習は大変なのでしょうか。 水曜日の帰りには、入院しているダンネの病院へもお見舞いに行きました。もともとスマートなダンネでしたが、すっかりやせて目もくぼんでしまって、2週間以上も熱が上がったり下がったりを繰り返し、本当に痛々しげでした。腕には刺すところがないほど点滴の後が沢山。。。 でも、週末には退院ができて、本当に良かったです。 恐ろしいほどの抗生物質を投与されているようですが、ほんとに早く元気になって、ダンネとミッケとニッキィの氷の上での練習を見たいな、と思いました。3人が3回転を練習するのを見るのは本当にいつになるでしょう。 ニッキィは本当は先週、強化選手の合宿に参加することになっていたのに、それも行くことがでず、来週予定されていたオーストリアでのジュニアグランプリにもいくことができず、しかも9月末のエリートシリーズの第1戦もニッキィとダンネは出ることができません。 なんというシーズンの始まりでしょう。。。 早くダンネとニッキィが元気に氷の上を跳べるようになりますように。。。 ▲
by obreykov
| 2010-08-31 04:25
| フィギュアスケート
いつも健康が第一と思ってすごしていますが、今ほどそれを思い知らされることってありません。
あれからニッキィは膝の痛みでスケートの練習がほとんどできません。 振り付けをやったり、ステップだけの練習をしたり。。。でもトレーナーのターニャもしばらく休んでも良くならないから心配して、本日、専門家に診てもらうことになっています。 普段痛いわけではないので、いわゆる成長痛ではない感じがします。 使い始めると(スケートを始めたり、特にジャンプ、また、走ったり、階段の上り下りなど)痛くなるようです。変な怪我で泣ければよいけれど。。。 また、ダンネの高熱は敗血症ということで、高熱が引いたかと思うとまた高熱の繰り返しで、もう1週間以上たっているのにいまだに退院できない状態でおります。 いったい、どうしてしまったのでしょう。。。 ターニャも二人も選手が練習できない状態で、心配がかなり大きいようです。 ニッキィは今週予定されていた強化選手の合宿にも参加できそうもありません。また、ジュニアグランプリも無理です。まあ、これは不幸中の幸いというか、ターニャはまだニッキィをそんなところに出したくないというところなのですが、スケート協会が結構急いでいるような歩調の合わない感じがあったので。。。 本来はニッキィはまだ青少年のクラスなのに、ジュニアのクラスで試合に出なくてはならず、プログラムも青少年用とジュニア用と時間が多少違っているので、4種類も用意しなくてはならないのが、大変だと思っていました。 まあ、どちらにせよ、とにかくニッキィの膝とダンネの病気が良くなることを毎朝神様仏様にお祈りしているのですが、この祈りがちゃんと届きますように。。。 ▲
by obreykov
| 2010-08-23 15:48
| フィギュアスケート
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